入札参加に必要な「電子証明書」を購入する際のポイントを専門家が解説

このページは、入札参加資格申請の専門家である行政書士法人スマートサイドが、電子入札に必要な「電子証明書」について解説したページです。「役所の競争入札に参加する」「入札用電子証明書が必要である」という人は、ぜひ参考にしてみてください。

国の機関である省や庁、または、東京都や神奈川県といった地方自治体の電子入札に参加するには、入札用の「電子証明書」を持っていなければなりません。

電子証明書を持っていなければ、紙の入札に参加することはできても、電子入札に参加することができないため、いまや、電子証明書は入札する側にとって、必須のアイテムといっても過言ではありません。

そこで、このページでは、入札参加資格申請の専門家である行政書士法人スマートサイドが、電子証明書の購入に際して、

  1. 「どこから購入するのか?」といった購入先
  2. 「準備するものは何か?」といった必要書類
  3. 「いくらくらいかかるのか?」といった購入費用
  4. 「どうやって受け取るのか?」といった受領方法
  5. 電子証明書の購入手続きを行政書士に依頼する方法

の4点について説明させて頂きます。電子証明書やICカードリーダを初めて扱う方は、電子証明書やICカードリーダをどうやって準備するのかが分かっていない人が多いです。なかには、「急いでいるので、ビックカメラで買ってきます」という人さえいます。こういった誤解をなくし、正しい理解を身に着けて頂きたいと思い、このページを記載しました。インターネットで検索しても、なかなか理解しづらい部分ですので、以下で簡潔にわかりやすく説明して行きたいと思います。

1.入札用の電子証明書は、どこから購入するのか?

電子証明書やICカードリーダは、「電子入札コアシステム対応の民間認証局」から購入する必要があります。はじめて、「電子入札コアシステム対応の民間認証局」という言葉を目にするかもしれませんが、具体的には、下記の表にある会社から購入して頂くことになります。

会社名 提供サービス名
(株)NTTネオメイト e-ProbatioPS2
三菱電機インフォメーションネットワーク(株) DIACERT-PLUSサービス
(株)帝国データバンク TDB電子認証サービスTypeA
(株)トインクス TOiNX電子入札対応認証サービス
日本電子認証(株) AOSignサービス
電子認証登記所 法人認証カードサービス

ビックカメラやドン・キホーテなどの量販店で売っているわけでもなければ、Amazonで購入できるわけでもありません。

2.入札用の電子証明書を購入する際に必要なもの

上記の会社から、電子証明書を購入することができるとして、「電子証明書をください!」と口頭で申し込んで、「はい。わかりました」と購入できるわけではありません。電子証明書は、インターネット上における御社の身分証明書であり、個人で例えるなら、住民票や運転免許証と同じくらい重要なものです。

そのため、御社が電子証明書を取得するには、下記の公的書類を準備する必要があります。

  1. 電子証明書購入申込書
  2. カード名義人(代表取締役)個人の印鑑証明書
  3. カード名義人(代表取締役)の住民票
  4. 会社の印鑑証明書
  5. 会社の登記簿謄本
  6. ICカードリーダ購入申込書

​「2.個人の印鑑証明書」と「3.住民票」については、通常は電子証明書のカード名義人である代表取締役個人のものを用意します。しかし、例外的に、支社長や支店長がカード名義人になる場合(入札に関する権限が代表取締役から支社長や支店長に委任されている場合に限る)は、代表取締役ではなく、カード名義人である支社長や支店長の「印鑑証明書」「住民票」を用意することになります。

2~5は、市役所や法務局に行って、取得しなければなりません。

このほか、行政書士に代理取得を依頼する場合には、「行政書士への委任状」「行政書士個人の印鑑登録証明書」が必要になります。​

3.入札用電子証明書を購入する際にかかる費用

電子証明書やICカードリーダは、プリンターなどのパソコン周辺機器と同様に、御社の備品として購入して頂くことになります。レンタルやサブスクではありません。インターネットを使用して電子入札に参加する際には、常にPCへの接続が必要ですので、いわば、入札に参加するための準備品として、経費で購入して頂くものです。では、だいたいどのくらいの費用がかかるのでしょうか?

この点に関しては、民間認証局のサービスによって、異なるようですので、各認証局のホームぺージで確認してみてください。なお、弊所が依頼している日本電子認証(株)が公開しているホームぺージによると、電子証明書の有効期間ごとに、大体以下のような価格になっています。

有効期間 費用(およそ)
1年 16.500円
2年 30.800円
3年 42.900円
4年 55.000円
5年 66.000円
ICカードリーダ 9.900円

1年~5年までの間の有効期間によって、ICカードの購入価格は変わってきます。また、「割引」があったり「特典」があったりと、民間認証局によって、費用は異なります。購入の際には、各認証局に問い合わせの上、必ず事前に確認してから、購入してください。

有効期間が短いと、安く購入することができますが、その分、期限が切れるのが早いため、改めて購入しなおさなければならないというデメリットもあります。そのため、弊所サービスをご利用頂くお客様の中では、おおむね8割程度の人が「有効期間3年」を選択しています。

4.入札用電子証明書の受領の仕方

購入申込から受取までの期間 1週間程度

電子証明書の購入申込から受取までは、大体、1週間程度かかると言われています。電子証明書は、「本人限定受取郵便(基本型)」によって、カード名義人の住民票上の住所あてに発送されます。会社の所在地や事実上の住居ではありません。

「本人限定受取郵便(基本型)」による郵送であるため、電子証明書が郵便局に到着したことをカード名義人に通知し、カード名義人が郵便局まで受取りに行く必要があります。

この点が、非常に面倒なところです。いわゆる宅配便やレターパックなどのように、「自宅にいれば届けてくれる」というわけではありません。あくまでも運転免許所やマイナンバーカードなどカード名義人本人であることを証明できる身分証明書を持って、郵便局まで受け取りに行かなければならないのです。

電子証明書は、会社の情報や代表取締役個人の情報が格納された、大事な大事な、身分証明書です。誤配や誤受取を防止するために、カード名義人が運転免許証などを持参して、郵便局まで受取りに行く方法が取られています。

5.入札用電子証明書の購入手続きを行政書士に依頼するメリット

以上、ここまでお読み頂いた通り、電子証明書の購入には
  1. 購入申込書の作成
  2. 登記簿謄本などの取得
  3. 必要書類への押印および郵送
  4. 郵便局での受け取り

と面倒な手続きが必要です。しかも

  • どこから購入すればよいのか?
  • 何を準備すればよいのか?
  • 有効期間はどれくらいにすればよいのか?
  • どうやって受け取ればよいのか?

といった細かい部分がわからないと、なかなか手続きを先に進めることができません。

実は、こういった面倒な思いをせずに、電子証明書やICカードリーダを準備する方法があります。それは、弊所のような入札関連の手続きを専門に行う行政書士に依頼することです。

行政書士の中には、さまざまな業務を専門にしている人がいるため、行政書士であればだれでもよいというわけではありません。弊所のような専門家に購入手続きの代行をご依頼頂けると以下のようなメリットがあります。

メリット 詳細
【メリット1】

購入申込から受取までを丸投げ

弊所では、お客さまからご依頼を受けた際には、電子証明書の購入申込から受取までの一切を代行させて頂きます。お客さまは、申込書に押印をしていただくだけです。

そのため、申込書類を作成するのはもちろんのこと、代表者が郵便局まで受け取りに行くといった手間も省くことができます。

【メリット2】

通常より安く購入できる

弊所に電子証明書の購入手続きを依頼して頂くと「行政書士紹介割引の特典」があるため、通常価格より安く、電子証明書を購入して頂くことができます。

日本電子認証(株)のAosignカードを、はじめて購入されるかたに限り、「行政書士紹介割引の」特典を受けることができます。

【メリット3】

自分でやるより早く準備できる

弊所は、入札参加資格申請手続きの専門家として、「全省庁」「東京都」「都内区市町村」をはじめ、神奈川県、埼玉県の入札申請を数多く手掛けています。

そのため、電子証明書の購入・申込・受取手続きを熟知しており、受取代理人として、迅速に対応することができます。

【メリット4】

受取後のPC設定にも対応

電子証明書やICカードを受け取った後は、パソコンに接続し、使えるようにしなければなりません。各自治体の電子調達システムを利用するための環境設定も必要です。

弊所では、電子証明書をお客様に代わって購入するだけでなく、購入した電子証明書を使って、入札に参加できるようにするためのPC環境設定も承っています。

6.入札用電子証明書でお困りの際は、行政書士法人スマートサイドへ

電子証明書やICカードリーダを取得して、パソコンの環境を整えて、早く電子入札をしたいというのであれば、専門家の力を借りてみてはいかがでしょうか?「やり方がわからなくて、いつまでたっても電子入札にたどり着けない」「時間がなくて、電子証明書を購入できていない」といった状態では、案件落札には、程遠いかもしれません。

そんな時は、ぜひ、行政書士法人スマートサイドにご連絡下さい。行政書士法人スマートサイドは、入札参加資格の取得に伴う、電子証明書の申込+受取代理、電子入札のためのパソコンの環境設定を大変得意とした行政書士法人です。

御社に代わって、電子証明書の購入申込書の作成や、購入申込手続きの代行を行うばかりでなく、電子証明書やICカードリーダの受領および、電子証明書やICカードリーダをパソコンで使えるようにするための環境設定も行うことができます。もちろん、東京都や省庁の入札参加資格を取得するための手続き自体を御社に代わって、代行させて頂くことも可能です。

入札用電子証明書、パソコンの環境設定、入札参加資格取得の手続きでお困りの際は、ぜひ、行政書士法人スマートサイドまで、ご連絡下さい。皆様からのご連絡をお待ちしております。

 

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